河北大宇農牧集団の創業者である孫大午氏、自社の倉庫にて= 2019年9月24日(NOEL CELIS/AFP via Getty Images)

中国当局、著名企業家を逮捕 「企業家の良心」の異名も 政府批判が原因か

中国政府は、民間企業への取り締まりを強化している。公安当局の発表によると、昨年11月から拘束されていた、著名な企業家で河北大午農牧集団(以下、大午グループ)の創業者である孫大午氏(スン・ダウー、67)は21日、「騒動挑発罪」や「農地の不法占拠」など8つの容疑で正式に逮捕された。

同社の副監査役、会長、社長など7人の逮捕も同時に発表され、大午グループの経営陣のほぼ全員が逮捕された。中国当局は現在、29の工作チームを大午グループとその子会社に派遣し、会社の支配権を確保している。

大午グループは従業員9000人以上を擁し、20億人民元(約334億円)の固定資産と30億人民元(約500億円)以上の年間生産量を誇っており、中国の民間企業のトップ500にランクされている。

▶ 続きを読む
関連記事
米議会で提出された、チベットでのジェノサイド認定を求める超党派法案と、トランプ氏によるジミー・ライ救出への意欲を報じる。中国の弾圧に対し、米国が人権と経済の両面からどう対峙すべきかを問う解説記事
「大学を出ても仕事がない」中国で「焼き肉職人学校」に応募殺到。その中には大卒者までいた。しかも今の中国では、「配達員学校」「垢すり学校」「ザリガニ学院」まで次々に誕生。若者たちの進路が大きく変わり始めている
イランに対する米国の経済封鎖は、間接的に中国共産党政府に圧力をかけている。アナリストらは、これはトランプ氏が習近平との首脳会談を前に、交渉の切り札(レバレッジ)を構築しているものだと分析している
「こんな上海は見たことがない」上海市民からそんな声が出ている。かつて人であふれた大型商業施設では閉店した店が並び、上海駅周辺も人通りが激減。中国経済の冷え込みが、ついに上海の街並みまで変え始めている
中国が進める「軍民融合」の実態を解説。商船をミサイル艦へ転換する「中大79」や、戦車を輸送する大型フェリー、さらに「海上民兵」という民間を装う準軍事組織の脅威など、偽装される海上戦略の深層に迫る