古代中国の物語

真に民衆のことを考えた政治家

 真面目で勤勉だった司馬光は、中国北宋の儒学者であり、政治家でもあった。 仁宗皇帝は自分が亡くなる前、国有財産から忠実な大臣たちへ褒美を与えるよう命令を下した。司馬光も、褒美を授かる大臣の中の一人だった。 

 仁宗皇帝が亡くなった後に君臨した英宗皇帝は、命令に従って各大臣に褒美を与えようとした。すると、司馬光はため息をつきながら思った。「国の財産は豊かではなく、人民も貧しい生活を送っている。なのに、どうしてこんなに多くの褒美をもらえるだろうか。やはり、褒美は皇帝にお返ししよう」 

 しかし、先皇の意向に逆らうことはできないため、司馬光は褒美を受け取るしかなかった。彼は授かった褒美の大半を朝廷に献上し、事務費として使った。残りの一部は、お金に困っている友人や親戚に送り、彼の手元には一銭も残らなかったという。

▶ 続きを読む
関連記事
肩の痛みは「安静」だけでは回復しません。簡単な可動域テストで状態を確認し、急性期を過ぎたら軽い運動で自然な回復を促すことが、五十肩の予防につながります。
真冬は肺が乾き、腎が冷えやすい季節。脾を養い、気の上下を整える食事が大切です。ターメリックと魚介を使ったパエリアで、体の内側から冬の乱れを調えます。
毎日触れるスマホ、実は細菌だらけかもしれません。便座以上とも言われる汚れを、端末を傷めず安全に落とす方法を専門家が解説。間違いがちなNG清掃にも注意喚起します。
ドアノブで「パチッ」となる人は要注意。静電気は乾燥だけでなく、体の内側の不調サインかもしれません。水分補給や服選びなど、今日からできる改善法をわかりやすく解説します。
夜更かしは肌荒れや記憶力低下だけでなく、免疫や代謝にも影響する。中医学がすすめる4つの回復習慣を取り入れ、体への負担を最小限に抑える方法を紹介。