≪医山夜話≫(41)
漢方も急病を治療できる
私の鍼灸医術は先祖から代々伝わってきたもので、私はこれを大切にし、謹んで医療行為を行なっています。
私の診療所には三つの診察室があり、大半の時間は何事もなく平穏に過ごしています。出入りする患者にはさまざまな症状を訴え、さまざまな人種、さまざまな年齢の方がいます。しかし、時には「非常事態」が発生して、医者を困らせる重症患者が来ることもあります。
「このような患者をどうして救急に搬送しないのか? 漢方医に舌と脈を診てもらうのは、時間の無駄ではないか?」と、読者は心配するかもしれません。急性疾患を治療するのは西洋医学で、漢方医学では慢性病しか治療できず、急性の患者には対応できないと考える人が多いでしょう。実は、緊急手術を要する場合を除き、漢方医学でもかなりの急性疾患に対応することができます。例えば、私の診療所に来られる患者の中には、狭心症の発作、吐血、熱中症、一時失神、喘息の急性発作を起こして来られる方もいます。鍼灸治療を施すと、いずれも病状が改善しました。
関連記事
記録的大雨で成田空港に約7千人が足止めされた夜。混乱の中で国籍を超えて広がったのは、静かに順番を待つ「秩序の連鎖」だった。孔子の「克己復礼」の精神を通じ、人々を自然と動かす「礼」の力を読み解く
コーヒーは心臓に悪い――そうとは限らないようです。新声明は、適量の濾過コーヒーが心血管リスク低下と関連する可能性を示しました。
植物に意識はあるのか。答えはまだ出ていません。ただ、植物が合図を送り、記憶し、判断するように見える研究は増えています。
関節の痛みやさまざまな不調によって、体を動かすことが難しい場合があります。そんなときに役立つのが、静止したまま行うこれらのエクササイズです。
突然こみ上げる胸やけや喉の不快感。温かい水や指圧など、身近な工夫で酸逆流を和らげられることがあります。