チベットの光 (31) 受けられない灌頂
ウェンシーが堡塁を七層まで建て終えた時、ある施主がマルバに灌頂を願い出てきたので、その儀式を執り行うこととなった。師母は心の中で思った。「この怪力君は一心に法を求めている。この灌頂の儀式に機会を借りて、師父に法を求め灌頂してもらえばいいわ」。そしてウェンシーに言った。「怪力君、あなたは本当によく働きました。この灌頂の儀式を借りて、あなたもついでに灌頂を受ければいいわ」
ウェンシーも思った。「ここ数年、私一人で山の上に多くの建築工事をしてきたが、いっぱいの泥、一杯の水も、誰一人の支援も受けなかった。このたびの大規模工事だって、さっそく順調に仕上がりつつある。師父だって、きっと私にも灌頂をしてくれるにちがいないぞ」
こうしてウェンシーは灌頂の儀式の時、師父を礼拝したうえで、さっそく灌頂を受けるその席上についた。師父はそれを見ると彼に尋ねた。「怪力!おまえは灌頂の供養をしたのか?」
関連記事
春のアレルギーは体質や生活習慣とも関係。栄養・腸内環境・ストレスなど多角的に整えることで、症状の緩和をサポートする方法を紹介します。
コウライキジやキンケイなど、世界に存在する美しいキジ6種を紹介。自然の中で輝く色彩と個性豊かな姿は、まさに「生きた芸術」です。
苦味は代謝や炎症、消化に関わる重要な働きを持つことが研究で明らかに。苦い食材を適度に取り入れることで、体のバランスや健康維持を支える可能性があります。
コップに残した水、翌日も飲んで大丈夫?意外と知らない「12時間ルール」と細菌リスク、さらに温かい水と冷たい水の違いまで、専門家の見解をもとにわかりやすく解説します。
新婚夫婦が2年で約1000万円の借金を完済。外食制限やミニマリズムなど、シンプルだけど効果的な9つの節約習慣が、人生を大きく変えました。