中国、ヒト胎盤の闇取引が横行 葬儀社も供給先?
美容や健康に良いとされるプラセンタ(ヒト胎盤エキス)。中国当局は2005年にヒト胎盤(以下、胎盤)の取引を禁止したが、需要が多く収益性が高いことから、闇取引が横行している。
3月15日付の澎湃新聞によると、悪質な業者が病院や医療廃棄物処理場、時には葬儀社から胎盤を大量に購入し、漢方薬市場向けのプラセンタ製品に加工している。安徽省の毫州市、江蘇省の邳州市、河南省の永城市は、中国最大の胎盘の闇市場として知られている。
胎盤市場では商品状態は「生もの」と「干物」に分かれている。通常、胎盤の仕入れ価格は80元(約1300円)前後だが、生まれたばかりの男の子の胎盤は、ネットで500元や600元(約1万円)で販売されることもある。
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