【漢詩の楽しみ】望湖楼酔書(望湖楼にて酔書す)
黒雲翻墨未遮山、白雨跳珠乱入船、巻地風来忽吹散、望湖楼下水如天
黒雲、墨を翻(ひるがえ)して未(いま)だ山を遮(さえぎら)ず。白雨、珠(たま)を跳(おど)らせ、乱れて船に入る。地を巻き、風来(きた)りて忽(たちま)ち吹き散ず。望湖楼下、水、天の如し。
詩に云う。空の黒雲はまるで墨汁をひっくり返したようだが、まだ遠くの山を隠すほどではない。激しく打ちつける雨は、白い雨粒を躍らせて、湖に浮かぶ船のなかへ入っている。地上のものを巻き上げるように、強い風も吹き荒れている。この望湖楼から眺めると、今の西湖は普段の姿とは違って、荒れる天を湖面に映しているかのようだ。
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