2014年7月20日、台湾の法輪功学習者は、臓器狩りのデモンストレーションを行い、問題を周知させようとしている(Mandy Cheng/AFP/Getty Images)

<中国臓器狩り>調査団体が軍医との通話音声を公開 違法な臓器入手を示唆

国際NGO(非政府組織)「法輪功迫害追跡調査国際組織(WOIPFG)」(以下、追査国際)は8日、中国当局による法輪功学習者への強制臓器収奪をめぐり、中国軍の関与を裏づける証拠として、5年前に中国軍の大病院で勤務する外科医との電話音声を公開した。

1999年以降、中国軍病院は臓器移植分野で飛躍的な発展を遂げた。国営メディア「新華網」によると、2008年12月、人民解放軍総後勤部衛生部トップの張雁霊少将は「1978年、腎臓移植手術ができる軍病院は3カ所しかなかった。今は全軍において、肝臓、腎臓、心臓、肺の移植手術、または多臓器移植手術が可能な軍病院は40カ所にのぼる。全国(軍病院)総数の4分の1を占める」と発言した。

しかし、WOIPFGは8日に出した声明で、「実際、中国にある150以上の軍病院の大半が臓器移植手術を行っている」と指摘した。同団体は、中国当局が主導する法輪功学習者への強制臓器摘出に、中国軍が積極的に関与しているとの見方を示している。

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