(Mirko Grau/Shutterstock)

新研究 ミツバチの毒が乳がん細胞を殺すことが明らかに

オーストラリアの研究チームがミツバチの毒液を使用した実験を行い、有力な結果が得られた。彼らが発見した毒液には、悪性の乳がん細胞の増殖を抑える効果があったのだ。

西オーストラリア州、ハーリー・パーキンス医学研究所の研究リーダーであるシアラ・ダフィー氏は、抽出された毒液No.321は「非常に効果的である」とBBCに語った。1つのサンプルが、がん細胞をわずか60分で破壊したのだ。

9月1日に「NPJ Precision Oncology」で発表されたこの研究は、2つの治療困難な悪性乳がん株、トリプルネガティブ(triple-negative)と HER2-enriched を対象とした。通常これらのがんは手術や放射線治療、化学療法で治療される。

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