タイの首都バンコクに掲げられた、ディズニー最新映画『ムーラン』の大型広告。9月8日撮影(GettyImages)

ディズニー最新映画『ムーラン』ボイコットの声高まる 新疆政府への謝意表明で

新疆ウイグル自治区で撮影された、米アニメ映画大手ディズニーの最新映画『ムーラン』実写版は物議を醸し出している。映画のエンドロールには、新疆ウイグル自治区吐鲁番(トゥルパン)市警察局、その地域の宣伝部門「中国共産党新疆ウイグル自治区委員会広報部」など複数の政府機関に感謝を示している。

トゥルパン公安局は昨年10月、政府によるウイグル族への弾圧に関与しているとして、米国商務省の貿易ブラックリストに追加された。

2019年から同映画のボイコット運動が香港を中心に巻き起こっている。きっかけは、主演女優で中国生まれの劉亦菲(リウ・イーフェイ)さんが、香港市民に暴力をふるう香港警察への支持を表明したためだ。

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