香港投資会社、博裕資本の創業者である江志成氏(新紀元より提供、大紀元合成)

アント・グループが香港と上海に上場へ、江沢民の孫率いる企業が一部保有

中国電子商取引最大手のアリババ集団傘下金融会社、アント・グループが8月25日、香港と上海の両証券取引所に株式上場を申請した。同社の目論見書によると、江沢民元国家主席の孫、江志成氏が率いる投資会社、博裕資本有限公司(Boyu Capital、以下は博裕資本)がアント・グループの2種類の株式を保有している。

中国経済誌「財新週刊」の最新号によれば、アント・グループは、内部と外部の株主、国内と国外の出資者を区別するため、3種類の株式を発行した。国内の投資者には、一律にA種類普通株式を、海外投資家にはBとCの2種類株式を発行する。そのうち、B種類株式は、「一部の海外内部株主が保有する」。C種類株式は「その他の海外内部株主と海外外部株主が保持する」

BとCの2種類株式には投票権がない。しかし、アント・グループが香港上場を果たした後、BとCの2種類株式は「H株(中国本土で法人登録する会社が香港市場に上場し発行する株式銘柄)の普通株に変えることが可能で、表決権を持つことができる」という。

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