今年の中国の対外M&A取引は151億米ドルで、前年同期比25%減となっている (LAURENT FIEVET / AFP / Getty Images)

各国が中国投資を厳格審査、中国の海外企業買収取引は25%減

各国は、中国資本への監視を強化している。今年の中国の対外M&A取引は151億米ドルで、前年同期比25%減となっている。

ブルームバーグは8月26日、今年の中国の対外M&A取引は151億ドルで、昨年の同時期に比べて25%減少し、2016年の最高額1960億ドルを大きく下回っていると報じた。中共ウイルス(新型コロナウイルス)の流行に加え、米国、インド、オーストラリア、欧州連合(EU)などによる主に中国の投資家を対象にした「外資に対する業界の厳格な審査」も取引減少要因の1つであると分析される。

公開情報によると、世界の多くの国が今年、国家安全保障を守るために外国投資に対する審査を強化しているという。先週を例にとると、オーストラリアと台湾の行動が大きな注目を集めている。

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