海外の法輪功学習者は、中国共産党による法輪功への迫害を停止させるための平和的な抗議行動を行った。 (明慧ネット)

2020年前半、5千人以上の法輪功学習者が中国当局の迫害に遭う

2020年前半、少なくとも5484人の法輪功学習者が中国共産党によって迫害され、うち39人が死亡し、132人が判決を受け、5313人が逮捕され、嫌がらせを受けた。迫害情報の統計を取る明慧ネットが伝えた。

それによると、15人が刑務所、拘置所、警察署で迫害を受けて死亡し、34人が出所後も繰り返し迫害に遭い、死亡した。裁判所では100件の不法裁判が行われ、66人が違法に逮捕され、388人が検察と裁判所に連行された。2654人が拉致に遭うが、そのうち1408人はすでに帰宅しており、2人は自力で脱走した。2659人が監視などの嫌がらせを受けた。

同報道によると、1999年7月から続く中国共産党による法輪功迫害は、今もなお、全国28の省、自治区および中央政府直轄市の238都市で行われている。

中国の裁判所と警察は、その思想を理由に法輪功学習者から38万5000元(約590万円)の罰金を要求した。このうち、裁判所は35万6000元(約545万円)の違法な罰金を課し、警察による略奪は2万9000元(約45万円)。

迫害された法輪功学習者の中には、局長、専門家、大学教授、コンピュータ博士、教師、エンジニア、病院の院長、医師、連隊の退役軍人、会計士、銀行の役人、個人経営者などの各界のエリートが含まれる。うち教育分野では、大学教授、小学校教諭、中学校教諭など48人も迫害を受けた。

中国当局者への制裁

米国務省は2020年7月9日、中国の新疆ウイグル自治区での人権侵害に関与したとして、同自治区トップの陳全国書記ら当局者4人に制裁を科した。

陳氏には法輪功への迫害に直接関与した記録がある。ウォール・ストリート・ジャーナルは、1999年から中国共産党による迫害が始まった後、「当時河南省の高官だった陳氏は鎮圧キャンペーンに加わり、法輪功の書籍とCDなどの資料を破壊する工作の責任を担った」と報じた。

また同氏が河北省の知事を務めていた時、同省の多くの法輪功学習者は迫害を受け死亡した。さらに同氏が新疆を執政して以来、ほぼすべての新疆の法輪功学習者は迫害され、不法に監禁され、家を追われ、拷問され、強制収容所に収監された。

カナダの国会議員と人権団体は最近、人権侵害者に対する制裁を求めるマグニツキー法を元に、江沢民、羅干、周永康、劉京、薄熙来ら法輪功迫害政策を率いる中国当局者14人に制裁を科すようカナダ政府に要請した。

「カナダはこの法律により、法輪功学習者の収容、臓器強制摘出、殺害という重大な人権侵害を行っている中国政府の高官を制裁するべきだ」と、カナダの保守党ジェームズ・ベザン(James Bezan)議員は語った。

(大紀元日本語ウェブチーム)

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