韓国ソウルにあるサムソン電子本社(GettyImages)

韓国サムスン、中国のコンピュータ事業から撤退 800人解雇

韓国のサムスン電子は8月1日、中国・蘇州市にあるサムスン電子コンピューター工場を閉鎖すると正式に発表し、補償案を発表した。同社のコンピューター事業と携帯電話事業はすでに中国から撤退しており、サムスンの唯一の液晶工場は今年中にベトナムに移転する。

サムスン蘇州は7月30日、研究開発を除く全部門800人を解雇し、8月末にノートパソコンの生産ラインを閉鎖すると社内通知した。

ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に応じた山東大学の金融学者・司令氏は、サムスンは2年前から中国撤退のペースを加速させていると語った。サムスンは、米中貿易戦争の風向きを見ていたという。「中国は人件費の安さという利点をすでに失っている。海外企業はバランスシートの負債が大幅に増加し、企業の生き残りは困難になっている」

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