中印の衝突地域 中国は4万人の軍隊配備か 撤退約束守らず
インド政府関係者によると、中印両軍は6月に衝突が発生したヒマラヤ山脈の国境沿いの係争地から撤退を約束したにも関わらず、中国は軍隊を引き揚げていないという。駐留させている兵士の数は4万人とのインドメディアの報道もある。
国境のラダック東部では、6月15日に両軍の衝突が起き、20人のインド兵が死亡した。インドの通信社PTIなどによると、数回の両国の軍事協議を経たが、中国は撤退していないという。
「中国は、防空システム、装甲人員輸送車、長距離砲などの重火器に支えられた約4万人の大規模な軍隊の配備を維持し続けている。中国は、いかなる撤退の兆候も見せていない」と、通信社ANIは情報筋の発言を報じた。
最近の両国の軍事協議は7月14日、15日に行われ、双方が撤退プロセスを相互に監視することに同意した。しかし、大きな進展はなかった。
インドの国家安全保障顧問のアジット・ドバル氏は、地域の緊張緩和には、双方の軍事力を恒久的に撤退させなければならないとの見方を示している。
(翻訳編集・佐渡道世)
関連記事
欧米諸国がロシアへの経済制裁を強化するなか、インドは、ロシアの物資やエネルギーの輸入を増やしている。欧米諸国の […]
ウコン(ターメリック)には抗炎症、抗酸化の効能があります。
ウコンパウダーを日常の飲食に効果的に活用すると、肝臓や心臓血管を保護することができます。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)23日付は、中国当局がスリランカ北部沿岸地域でナマコ養殖業への支援を通じて、同国への影響力拡大を図っているとの見解を示した。
陸上自衛隊は対テロ能力を向上させるため、2月下旬から3月上旬にかけてインド陸軍と実動訓練「ダルマ・ガーディアン21」を実施する。屋内での実弾射撃訓練や市街地戦闘訓練などはいずれも初となる。岸信夫防衛相はインド軍との共同訓
インド国税庁が15日、脱税捜査の一環として中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)のインドにある複数の事務所を家宅捜索したことがわかった。