WTO次期事務局長、8カ国から候補者が名乗り
[ジュネーブ/ブリュッセル 8日 ロイター] – 世界貿易機関(WTO)の次期事務局長選出を巡り、メキシコやモルドバなど8カ国から候補者が名乗り出た。任期より1年早い今年8月末で辞任するアゼベド現事務局長(ブラジル出身)の後任を目指す。
これまでの歴代の事務局長6人は欧州出身が3人、残りがタイ、ブラジル、ニュージーランド出身のため、今回はアフリカ出身者を推す声もあったが、アフリカ大陸として候補者を一本化するには至らず、代わりにエジプト、ケニア、ナイジェリアがそれぞれ候補者を輩出。このほか、英国、メキシコ、モルドバ、サウジアラビア、韓国の候補者が名乗りを上げている。
歴代の事務局長に女性はいなかったが、候補者のうち3人は女性。
選出には通常9カ月を要するが、WTOは3カ月で行いたい考えを示している。
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