2020年6月28日、一部の香港市民が繁華街で国家安全維持法の可決と成立に抗議した(Anthony Kwan/Getty Images)

香港警察、国家安全法違反で30人逮捕 専門家「今後も大量拘束を懸念」

中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は6月30日、香港の抗議活動を抑え込むための「香港国家安全維持法」を可決した。同法は、習近平国家主席が同日に署名し、成立した。国営新華社通信は同日深夜、同法の詳細内容を掲載した。専門家は、同法には中国国内の刑法が盛り込まれていると指摘し、中国当局が早くも香港の民主化活動家を一斉に拘束する可能性があるとの認識を示した。

在米時事評論家の章天亮氏は6月30日、YouTubeにおける自身の時事番組「天亮時分」で、「香港独立派」に対する処罰を定める香港国家安全維持法の第20条と第22条は、中国の刑法第105条の内容と全く同じだと指摘した。

章氏は、「当局は刑法第105条を、一字も変えず、香港国家安全維持法に盛り込ませた。中国刑法を香港に直接適用させたことは、香港における高度な自治が完全に失われたことを意味する」と語った。

▶ 続きを読む
関連記事
中国主導の南アフリカでの演習は、ワシントンに対抗する戦略的試みを露呈した。ただし専門家は、共同海軍能力はいまだ限定的だと指摘している。
中国では旧正月を前に、インフルエンザやライノウイルス、RSウイルスなど複数の呼吸器系ウイルスが同時に流行しており、年齢を問わず突然死が増加している。特に南部地域ではライノウイルスの感染拡大が顕著で、医療現場は逼迫している。
2023年のアジア大会で金メダル3個を獲得した中国代表の王莉選手が、中国西南部・雲南省松茂にあるスポーツ訓練基地のトップ、範継文氏による不正行為を実名で告発し、波紋が広がっている。
カナダのカーニー首相の訪中に合わせ、カナダ法輪大法協会が中国で不当拘束されているカナダ人家族10名の解放を要請。カナダ国内で激化する「神韻」への脅迫や、中国当局による干渉・弾圧の阻止も強く訴えている
米軍によるマドゥロ氏拘束作戦で、中露製防空システムが瞬時に無力化。警護兵の証言から、新型の音波兵器や圧倒的なドローンの運用が判明。中国の防衛技術の限界が露呈し、対中警告としての側面も浮き彫りとなった