Pixabay

絶望からの再生

やめたいけど、やめられない。逃れたいけど逃れられない。薬物中毒からの脱却は、困難を極めるのが常だ。クレイグは酩酊と高揚感を求めて薬物を使用した後、いつも後悔していた。「もう、二度と薬物は使いたくない」

オーストラリアのメルボルン市に住む40歳のクレイグ・リッチャー(Craig Richter)が初めて薬物に手を出したのは14歳のときだった。初めはマリワナ、その次にLSD。そのほか様々な薬物を試した後、最後には覚醒剤にまで手を出すようになった。ホームレスになり、お金は全くなかった。30歳のとき、薬物を手に入れるためにギャングの仲間入りもした。薬物漬けのリチャードは、そのうち幻覚を見るようになり、仕事に就ける状態ではなくなった。惨めな人生だった。「本当に、ここに横になったまま死にたいと思ったよ。別に死んでもいいやってね」

 ある日、クレイグはクイーンズランド州のキングズ・ジョージ広場のベンチに横になっていた。すると、一人の男性が気功をしているのが見えた。「彼を見ていたら、とても面白そうだと思ったんだ。僕もやりたくなった」

▶ 続きを読む
関連記事
食事を我慢し、運動を頑張っているのに、なぜかやせない――その原因は「頑張りすぎ」にあるかもしれません。ストレスを減らし、代謝を整えながら自然にやせるための、今日から無理なく続けられる10のコツを紹介します。
暑い環境での運動は、体温上昇や腸への負担、炎症反応を引き起こすことがあります。植物由来成分やプロバイオティクスが、熱ストレス対策に役立つ可能性を紹介します。
ゴースティングは、理由や区切りがないまま関係が終わるため、反すう思考や自己否定を招きやすいといいます。拒絶より立ち直りにくい理由と、心を整理するヒントを紹介します。
骨や筋肉の減少は、単なる加齢だけで起こるものではありません。運動負荷、栄養、睡眠、ストレスなどを見直すことで、骨折や転倒を防ぐ体づくりにつながります。
サケの赤い色素として知られるアスタキサンチン。目や肌、脳、心臓の健康に役立つと注目されていますが、宣伝どおりの効果は期待できるのでしょうか。食品とサプリの違いを含め、科学的根拠から実力を検証します。