母と子(YOSHIKAZU TSUNO/AFP/Getty Images)

親子の対話 幼児との接し方

現代の親は忙しく、子供とじっくり話しあう機会が少ないと言われています。しかし、幼児を持つ親御さんは、常に子供とのコミュニケーションを図ることが大切です。幼児の頃に親とじっくり接することが、その後の人間関係を構築する上で大きな役割を果たすからです。幼児期は正しい価値観を植え付ける時期であり、子供に自信を持たせ、他人との良い関係を築く基礎となるのです。

幼児期の言語能力の発達は非常に重要です。幼児の社交性や知的能力は、言語能力の発達と密接に繋がっているからです。言語能力の低下が原因で、自閉症や学習障害などが引き起こされることもあります。多くの親は幼児期の言葉の習得は自動的に行われると思いがちですが、実は子供は生まれたときから個々に言葉の学習が始まるのです。

 幼児が言語を習得する主な方法は、親同士が話す言葉、また親が子供に話しかける言葉を聞くことです。文字、単語、センテンスを繰り返して聞き、受け入れた言語「理解力(Receptive language)」は、少しずつ幼児が自由に使える「アクティブ語彙(Active vocabulary)」となります。研究によると、子供は一文字を言えるようになるまで、少なくとも言語を繰り返し500回以上聞いているそうです。言語の習得のためには、親が幼児と接する機会を多く作り、努めて会話をする必要があるのです。

▶ 続きを読む
関連記事
自閉症の子どもに、特定の栄養素が役立つ可能性とは?最新研究から見えてきた理由と、有望とされる成分や取り入れ方をわかりやすく解説します。
栃木県日光東照宮の境内および日光東照宮美術館で、「第4回日本宝樹展(春季)」が開催されている。会期は5月9日から14日までの6日間。日本の伝統文化である盆栽と日光東照宮の荘厳な空間が融合する展示会となっている。11日、会場にはジョージ・グラス駐日米国大使も夫妻で訪れた
黒ごまは心臓や骨、腸の健康を支える栄養が詰まった食材です。古くから長寿の滋養食として親しまれてきた黒ごまの力を紹介します。
糖尿病予防で気をつけたいのは、甘いものだけではありません。ご飯やパン、麺類などの主食も、体内で糖に変わります。毎日の食事バランスを見直すことが、血糖値対策の第一歩
「年を取ると役目を終える」と考えられてきた胸腺。しかし最新研究で、この小さな臓器が寿命や免疫、がん治療の効果に深く関わる可能性が見えてきました。健康寿命を左右する驚きの新常識を解説します。