(新唐人より)
【漢方の世界】 不妊症(一)

自然の理には背かない

代理母に代理出産、人工授精など不妊にまつわる言葉がちまたにあふれている。不妊に悩む人がどれほど多いのか、そしてその悩みがどれほど切実なのかを物語っている。しかし、本当に不思議なものだ。現在、先進国の衛生状態や栄養状態は高い水準に達しており、医学も飛躍的な発展を遂げた。しかし、なぜ不妊症で悩む人が増えているのだろうか。

 胡先生はこう解釈する。「発展を遂げた現代社会こそ、かえって妊娠を難しくしている」。つまり、様々な科学技術が発展したおかげで、人々は自然の流れにそわなくても生活できるようになった。酷暑の夏、クーラーで強烈に冷やされた部屋で汗一つかかない。闇が深くなっても煌々とした明かりをつければ、徹夜で仕事や勉強ができる。ビニールハウスを用いれば、季節を問わずどんな野菜も果物もできる。高カロリーの餌を与え続ければ、霜降り肉の家畜を育てられる。例を挙げればきりがないが、人はもう自然の理にそって生活を営まなくても可能になった・・・かのように見える。

 しかし、その結果、人は健康で幸せになったのだろうか。不妊症が増加の一途をたどっているようだが、この自然に背いた発展と関係があるのではないだろうか。自然の理に反することばかりしていれば、人の体も本来あるべき状態からますます離れていくのではないだろうか。

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