美と調和の数式:黄金比

新聞やコンピューターのスクリーン、クレジットカード、名刺など日常的によく目にするものから、花びら、貝殻、木の葉など自然界に存在するものまで、多くの物には決まった比率が隠されています。その比率とは、1:1.618。線分を一点で分けるとき、長い部分と短い部分との比が、全体と長い部分との比に等しいような比率で、縦と横のバランスがよく、最も均整がとれていて、美しい長方形の形だといわれており、黄金比(Golden Proportio)と呼ばれています。

なぜこの黄金比が、好んで使われるのでしょうか。数学の世界では大変有名な、フィボナッチ数列というのがあります。始めに0があり、その0に1をたして1になり、1に1をたして2になり、と前2つの項の和を次の項として順次作っていくと、その数列は、1,1,2,3,5,8,13,21,34,…と続いていきます。この数列は、「1対の子ウサギがいる。子ウサギは1ヶ月たつと親ウサギになり、その1ヶ月後には1対の子ウサギを生むようになる。どの対のウサギも死なないものとすれば、1年間に何対のウサギが生まれるか。」という問題に対して、フィボナッチが考案しました。この問題を解くと、どの月のつがいの合計も、その前の2つの月での合計の和となり、フィボナッチ数が現れてきます。

このフィボナッチ数列は、ウサギのつがいの増加や、細胞の増加などの様子を表すことができますが、その裏には、黄金比が隠されています。隣同士の数の比の値は、次第に黄金比に近づいていくのです。

▶ 続きを読む
関連記事
二百年同じ井戸水で豆腐を作る京都の職人や、一生ものの伝統工芸品。効率よりも誠実さを選び、自らの心を映す「ものづくり」の姿勢から、世界中を惹きつけ信頼される日本固有の「信」の精神を紐解きます
テスラのCEOのイーロン・マスク氏の面接方法は独自のもので、その中でも特に好んで尋ねる一つの質問は、うそをついている人物を見分けるのに役立つことが研究でも確認されている。その方法とは
激闘の直後も更衣室を清掃する日本代表と、スタンドのごみを拾うサポーター。勝敗を超え、静かに受け継がれる「礼」と他者への敬意の美徳が、一枚の畳まれたタオルを通じて世界中の人々に深い感銘を与えている
喉の乾き、だるさ、イライラが気になる処暑。冬瓜とゴーヤを組み合わせるだけで、夏の名残の熱を冷まし、初秋の体を整える食卓に。
50歳を過ぎると、体重よりも大切なのは「脂肪を減らし、筋肉を守ること」。食事と筋トレの見直しが、動ける体を支えます。