YouTube Screenshot / The Times of India, Inset: Illustration - Shutterstock

動画あり!下水道に捨てられた赤ちゃんを救うヒーローの正体

動物は時に人間よりも愛情深い生き物である。つい先日、インドで下水道に置き去りにされた赤ちゃんを何匹もの野良犬が救いだす出来事があった。

7月18日早朝、インドのハリヤナ州北部のカイサルという街で事件が起きた。近くを住処にしているであろう数匹の野良犬が、下水道を怪訝そうに観察している様子が監視カメラの映像に残っていた。その後、2匹の野良犬が下水道の溝から何かを引っ張り出すと、そこにはプラスチックの袋に包まれた女の子の赤ちゃんが発見された。捨てられた子でした。

さらに野良犬たちは、助けを呼ぶために大きく吠え続ける。その後、通行人が野良犬たちの異変に気がつき、赤ちゃんを無事保護するに至ったのだ。

Shutterstock / audioscience

その後、この赤ちゃんはカイサル市民病院に搬送される。集中治療室で特にひどかったという頭の怪我の治療を始め、他にも悪いところはないかどうか検査を受けているという。院長であるディニッシュ・カンザル氏は「この赤ん坊は早産で生まれた可能性がある。7ヶ月の未熟児であるため、生命力が弱く、極めて危険な状態にある」とコメントしている。

他に、母親らしき人物が赤ちゃんを下水道に放り投げる瞬間も記録されていたという。母親は赤ちゃんを捨てた後、足早に現場を去ろうとしていたという。

地元警察によると、現在も母親の行方を捜索中とのこと。さらに身柄を確保でき次第、子供を捨てた罪で告発する予定だという。また、母親の罪はインド刑法で裁かれ、重罰は免れないだろうと予想している。

Pixabay / SandeepHanda

時に、人間は残忍な生き物である。たとえ母親に捨てられたとしても、野良犬たちによって救われたこの赤ちゃんは生きる運命にあったのだ。と同時に、動物たちの優しさや労りの気持ちには感激せざるおえない。赤ちゃんに一刻も早く元気になってほしい。

(大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
人生のどん底で出会った一冊の本が、心と体に奇跡をもたらした──書道家や太極拳指導者、そして46年の病を抱えた女性。それぞれが法輪功に出会い、人生が一変した体験とは?
夜中に突然、ふくらはぎが激痛…その原因と対処法、そして予防に効く10の食材とは?中医学の知見を交えて、こむら返りの根本対策を紹介!
春に桜餅を食べるのは、実は理にかなっていた?小豆・もち米・桜の葉がやさしく体をととのえる理由とは──春の不調に寄り添う、薬膳和菓子の知恵を紹介。
話せなかった息子が会話を始めた──注目の天然成分“スルフォラファン”が、自閉症児に見せた劇的な変化とは?
「ただの風邪」と油断していませんか?芸能人の突然死で注目を集めるインフルエンザの脅威。高リスク層が今すぐ知るべき予防の鍵とは?