G20、新型コロナで貧困国に協調支援を 国連総長が書簡

[ワシントン 24日 ロイター] – 国連のグテレス事務総長は、20カ国・地域(G20)に対し、新型コロナウイルスの感染拡大が「終末的な大惨事」に発展しないよう、貧困国に対する大規模な協調支援を実施するよう呼び掛けた。

グテレス事務総長は23日付の書簡でG20各国に対し、貧困国支援に向けた「数兆ドル規模の」協調的な支援策のほか、関税措置などの導入の禁止、制裁措置の解除などを呼び掛けた。

その上で、国際通貨基金(IMF)が提供を用意している資源は十分でなく、増強が必要と指摘。「途上国が新型ウイルスを巡る危機を乗り越えるために平等な機会が得られるよう、状況を整備し、必要な資源を提供する必要がある。こうしたコミットメントが守られなければ、新型ウイルスの感染拡大はわれわれ全員が影響を受ける終末的な大惨事に発展する」と警告した。

▶ 続きを読む
関連記事
第59回アジア開発銀行(ADB)年次総会で片山財務大臣が演説をおこなった。ADBへの「5つの期待」を軸に、強靱なアジアを築くための具体的な支援策や日本の貢献を語った
茂木外相がケニアで発表した新たな対アフリカ外交戦略を解説。誕生から10年を迎える「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の進化と、日本とアフリカが共に成長するための「3つの柱」に迫る
日本とケニアの外相会談が行われた。 「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」提唱から10年を迎え、インフラ開発や初の安全保障協力(OSA)など、両国の絆を深める新たな取り組みを確認した
米中首脳会談が数週間後に迫る中、米中双方は複数の分野で交渉カードを積み増している。中国共産党政権の「レアアースカード」は、近年の情勢を受け効果が薄れているとの見方が出ている。
中東情勢や物価高など不安が多い今、アジア各国は人々の生活や経済をどう守るのか。これからの経済の動きや備えについて、最新の「ASEAN+3」会議の共同声明を分かりやすく解説