福島ALPS処理水、海洋・大気放出は今後30年内で実施=東電が素案

[東京 24日 ロイター] – 東京電力ホールディングス<9501.T>は24日、福島第1原子力発電所にたまり続けるALPS(多核種除去設備)処理水の処分方法について、海洋放出、大気放出を実施する場合「(廃炉期間の)30―40年を有効に活用する」とし、一度に大量に放出することを避けることなどを盛り込んだ検討素案を発表した。30―40年は、事故発生からの廃炉期間となるため、事故から9年が経過した足元からは、20―30年内に行うことになる。

東電は、今回の検討素案について「これで東電が何かを決めたと言うわけではない」としており、政府が処分方法を決めるにあたって実施する関係者への説明会での参考となるようにまとめたとしている。

素案では、2次処理でトリチウム以外の放射性物質の量を可能な限り低減。2次処理後、大気放出時には、ボイラーで加熱・蒸発処理したうえで、空気で希釈して大気中に放出する。一方、海洋放出の場合、2次処理後、国の基準の40分の1にあたる1リットル中1500ベクレル未満となるよう海水で十分に希釈してから海洋に放出する。

▶ 続きを読む
関連記事
コンゴ民主共和国政府は29日、未加工の銅精鉱およびコバルト精鉱の輸出を禁止する新法令を即日施行し、原料の輸出を制限することで国内での鉱物加工を促進し、付加価値を高め、採掘による収益をより多く国内に留めることを目指している
トランプ米大統領は6日、米軍がかねてイランに対し「第二次世界大戦以来最大規模の打撃」を加える準備を整えていたものの、イラン側当局者から自ら交渉を求める連絡があったため、軍事行動を見送ったと明らかにした。
中共が米人権団体「中国人権(HRIC)」を制裁対象に指定した。HRICは強制労働問題への取り組みに対する「公然たる報復」と非難し、制裁を「名誉の証」と表明
カナダの通信技術の象徴だったノーテルはなぜ失速したのか。国防相が破綻の教訓を踏まえ、外国勢力による知財流出リスクへの警戒を強化するよう呼びかけ。ファーウェイ台頭期との重なりに注目する
OpenAIのAIエージェントが社内テスト中に秘密の掲示板を作り、ハッキング手法や制限を突破する方法を共有していたことが明らかになった。その後、Hugging Faceのシステムにも侵入。AIの自律性がもたらす新たなサイバーリスクに懸念が高まっている