WTO、上級委が機能不全に 米が委員選任改めて拒否
[ジュネーブ 9日 ロイター] – 世界貿易機関(WTO)の上級委員会(最高裁に相当)が委員の欠員により機能不全に陥ることが確実になった。10日に任期切れを迎える委員2人の後任を巡って米国が9日、選任を改めて拒否したためだ。
上級委の定員は本来7人だが、米国が過去約2年にわたり委員の新たな選任を拒否し続けた結果、委員の数は審理に必要な最低人数となる3人にまで減少した。10日に2人の任期が満了し、残り1人になれば、新規の紛争案件は処理できなくなる。
米国のシア大使は会合で、上級委がWTO規則を超越したり度外視した判断を下していると批判した上で、委員の新たな選任を支持しないと表明した。
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