最後の映画手描き看板職人か 失われつつある匠の技に世界が注目!

いまどきの映画館の外にかけられている広告看板はみなデジタル印刷されたものだ。しかし台南のある歴史ある映画館では、今でも職人の手作業による手描きの映画宣伝看板が展示されている。年をとった人はこの手のポスターを見た思い出があるだろう。以前はどこの映画館でも手書きの看板職人が描いていたからだ。しかし今ではそれもなくなり、あるメディアによれば、台湾においてはこの顔振發さんという職人が最後の一人になってしまったとのことだ。

顔振發さんは、子供の頃から絵を描くことが好きで、鉛筆で映画スターを描いたりもした。自分ではかなり似ていると思っていたという。家族は彼の絵を見て、彼を映画の看板職人につけて習わせた。顔さん曰く、自身は貧しい家の出身で、あのころはわずか200元の給料しかもらえず、ご飯を食べるのにも、家賃にも事欠き、映画館で寝泊まりしていたという。

このような厳しい見習い修行に耐え、必ず立派な看板描きになろうと決心した顔さんは、絵に集中すると5時間は飲食もせず描き続ける。集中力が途切れないのだ。半世紀にわたる絵描き人生を取材しようと、多くのメディアが台湾にいる彼のもとへ訪れる。

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