米、シリア油田地帯に戦車投入へ IS封じ込めに駐留拡大=国防長官

[ブリュッセル 25日 ロイター] – エスパー米国防長官は25日、過激派組織「イスラム国(IS)」が勢力を拡大し油田を掌握することがないよう、米国がシリアの油田地帯に戦車などを投入し、軍の存在を拡大させると述べた。

トランプ大統領がシリアからの米軍の一部撤退を決めたことをきっかけにロシアがこの地域で影響力を拡大させるなどの動きが出ており、エスパー氏のこの日の発言で米国の対シリア政策の混乱ぶりが改めて浮き彫りになった。

エスパー氏は北大西洋条約機構(NATO)国防相会議出席のために訪れているブリュッセルで行った記者会見で、「イスラム国が油田を掌握しないよう、米国は現在(シリアの)デリゾールでのポジション強化などの措置を取っている」とし、「こうしたポジション強化には機甲化された部隊も含まれる」と述べた。機甲化部隊には通常、戦車などが含まれる。

▶ 続きを読む
関連記事
中国製の電子たばこが、個人情報の流出や麻薬マネーの温床になっている可能性。米議員が「国家安全の問題」として政府に警告した
カンボジア国境の巨大詐欺拠点に「偽の警察署」。日本人の個人情報まで散乱。詐欺が工場のように運営していた現場が露出。
トランプ大統領は国家安全保障上の懸念を理由に挙げ、1月に行っていた警告を実行に移す形でイランとビジネスをする国に対しての関税徴収を命じた
トランプ政権によるインドへの報復関税撤廃と、エネルギー・農産物を含む5千億ドルの巨額貿易合意。インドによるロシア産原油の購入停止を条件に、両国の経済・安全保障上の連携強化が鮮明となった
米国務次官は、中国が2020年に秘密裏に核爆発実験を行ったと非難した。新戦略兵器削減条約(新START)の失効を受け、米国はロシアの違反や中国の軍拡を指摘し、新たな軍備管理枠組みの構築を提唱している