為替条項入らないという理解、その通り=日米通商合意発言で財務相

[東京 17日 ロイター] – 麻生太郎副総理兼財務相は17日の閣議後会見で、トランプ米大統領が関税障壁とデジタル貿易で日本と合意に達したと明らかにしたことについて、「合意に為替条項は入らないという理解でいいか」との質問に「その通りだ」と答えた。サウジアラビアの石油関連施設の攻撃で原油価格が急騰したことに関しては、影響を注視する姿勢を示した。

麻生財務相は、アジア開発銀行(ADB)の中尾武彦総裁の後任候補として政府が浅川雅嗣前財務官を擁立する方針との報道にコメントを避ける一方、浅川氏が「最適任者だろうと思っている」と述べた。

近く発足する全世代型社会保障検討会議に関連して、麻生財務相は「団塊の世代が後期高齢者になる2022年を見据え、給付と負担の見直しが必要だ」と述べた。消費税率の再引き上げは現時点で検討していないとし、検討会議でも取り上げる考えはないと話した。引き続き2025年度までの基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化と債務残高の対GDP比の安定的な引き下げを目指す方針を示した。

▶ 続きを読む
関連記事
「本日、どこかの時点で彼らからの回答を期待している」と米国務長官は述べた
中国石油タンカーが今週、ホルムズ海峡の入り口付近でイラン軍の攻撃を受けた。イラン戦争勃発以来初めて。中共当局は中国船と認めず、専門家からは、当局が事件の影響を抑えようとしている可能性があると指摘
北朝鮮が憲法を改正し、「祖国統一」など南北統一関連の表現を全面削除。金正恩の核兵器使用権限も明文化した。専門家は、金王朝体制の永久化と対米交渉を見据えた戦略転換だと分析している
フランス製の象徴玩具「キリンのソフィー」が実際は中国で製造していたとフランスメディアが報じ、当局が調査を開始。ブランド表示の実態に疑問が広がっている
イランをめぐる戦争の影響で石油関連製品の輸送が滞り、アジア各国でプラスチック不足への懸念が広がっている。日本石油化学工業協会が最近発表したデータによると、国内のエチレン設備の稼働率は68.6%まで低下し、過去最低を記録