龔遂は王に諫言し、平和に反乱を治める
龔遂(きょうすい)は前漢の宣帝(せんてい 前漢の第9代)時代の地方官吏で、官職が高くないのですが、性格がまっすぐで、いつも忠義心を持って諫言(かんげん)しました。そして、彼は清廉潔白な人で庶民を愛し、一兵卒も使わずに渤海地域の反乱を治め、皇帝から高く評価されていました。
儒教の経典に精通する龔遂は昌邑国(しょうゆうこく)で郎中令(官職名)を務め、昌邑王(しょうゆうおう)の劉賀(りゅうが)に仕えました。劉賀は品行が修まらない寛闊者(※1)で、龔遂は彼のことをとても心配しました。龔遂は太傅(天子の師)と国相(宰相を指す)が劉賀を正道に導くことが出来なかった事に対して厳しく非難し、彼本人もいつも経典を引用して、是非善悪を痛切に述べ、悲しいところに話が及ぶと、涙を流しました。
龔遂は大きな事に関しては決して曖昧にせず、お世辞を言わず、いつも劉賀の過ちを率直に指摘し、彼を大変困らせました。一回、龔遂が話をしている最中に劉賀は耳を覆って、「郎中令の言葉は本当に人に恥をかかせるものだ。聞いていられない」と言って、逃げてしまいました。
関連記事
古代中国の周代で行われた冠礼は、成人を年齢ではなく徳と責任の成熟で認める儀礼だった。日本の元服にも継承された「成人という身分」の原点を探る。
同じ家族でも異なる自閉症の姿――鍵は2つの遺伝的要因にあった。最新研究が示す遺伝の仕組みと、重度自閉症に希望をもたらす治療の可能性を丁寧に解説する注目記事。
いま、「成人」という言葉は、主に「年齢」を表すものとして使われています。「何歳からが大人か」という数字の話はよ […]
睡眠は「良い・悪い」だけでは測れない。研究が明かす5つの睡眠パターンと脳への影響を解説。自分の眠りの癖を知り、心と体を整えるヒントが見えてくる注目記事。
もう2026年?もう1週間たったのに、年が始まった気がしない。同じ感覚の人、きっと多い。無理に切り替えなくていい。焦らなくていい年明けの話。