7月13日に香港の上水地区で行われたデモ(Anthony Kwan/Getty Images)

拡大する香港デモ  本土境界付近で展開 波及効果を期待

香港では「逃亡犯条例」改正案反対デモが新たな動きを見せている。先週末、大陸からの観光客が多い地域でデモ活動を行い、簡体字(中国大陸で使われる文字)のビラを配布し演説を行った。海外メディアは「参加者は中国当局による報道規制を突破し、この動きを中国本土へ広めようとしている」と伝えた。

週末の7月13、14日にデモ活動が行われた新界区の上水と沙田は大陸からの観光客が多く、かつて中国人による商品の買い占めによって対立が起きた場所でもある。ここでは小冊子を配るとともに中国大陸の言葉である「普通語」で人々に呼びかけるという。

デモ参加者の妮珂さんは7月7日の西九龍駅のデモにも参加しビラの配布を行った。そこで彼女は香港で起きていることを大陸からの観光客に伝えた。ほとんどの人が熱心に話を聞いたという。

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