中国、南シナ海で初のエネルギー深海坑井完成 新たな火種か
中国は最近、南シナ海で初となる深海坑井(こうせい)の建設を完了させたと発表した。深さ4660メートルから入手する天然ガスや原油は、広東省、香港などに供給するという。一方、南シナ海は6カ国が領海を主張する係争地域であり、このエネルギー井戸の建設は物議をかもしている。すでに、ベトナム船と中国海軍との間で、頻繁に対立が起きている。
4月8日、中国最大の国営オフショア石油生産国・中国海洋石油集団有限公司(China National Offshore Oil Corporation、CNOOC)は、公式サイトで、南シナ海東部に位置する中国初の建深海掘削開発井戸の完成を発表した。井戸は、4月1日に完成したという。
坑井とは、原油やガスなどのエネルギーを安定して取り出すために必要な設備が取り付けられたエネルギーの採収井。
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