ロイター通信によると、中国当局は今年の国内総生産(GDP)成長率目標を「6~6.5%」に引き下げると検討している(大紀元資料室)

中国、2019年GDP成長率目標引き下げるも 専門家「粉飾で達成するだろう」

中国当局は、今年の国内総生産(GDP)成長率目標を、昨年の6.5%から「6~6.5%」に引き下げる検討をしている。専門家は、中国経済失速が鮮明になった今、各レベルの地方政府は目標達成のために粉飾する可能性が高いと指摘した。

ロイター通信は11日、中国当局情報筋の話として、米中貿易戦争の影響と国内需要の低迷などを背景に、中国当局は2019年GDP成長率目標を「6~6.5%」に設定する見通しだと報じた。中国当局は3月開催予定の「両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)」で同目標を発表するとみられる。

中国国内金融アナリストの任中道氏は、経済成長の目標値を設定しているのは全世界を見ても中国当局だけだと批判した。「中国当局による経済活動への強い干渉を反映している。中央と地方政府は、この目標を達成するために、粉飾や虚偽の報告をするだろう」

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