米国ジャーナリストは、中国当局者が18日まで開催されたAPEC首脳会議で「駄々っ子外交」を行ったと皮肉った(SAEED KHAN/AFP/Getty Images)

APECで中国当局者の悪態の数々 米メディア「駄々っ子外交」痛烈批判

パプアニューギニアで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は18日、首脳宣言の一部の文言に中国代表団が反対したため、首脳宣言を採択しないまま閉幕した。APECに出席した米政府関係者を取材した米ジャーナリストはこのほど、中国当局者がAPECの様々な場面で横柄な態度を取ったと暴露し、その傍若無人な言動が「駄々っ子外交(tantrum diplomacy)」だと批判した。

米紙ワシントン・ポストのコラムニスト、ジョッシュ・ロジン(Josh Rogin)氏は20日の評論記事で、APEC首脳宣言の採択に対する妨害は、中国当局者が行ってきた数多くの「駄々っ子外交」の一つだとした。

APECの開幕から閉幕まで、中国代表団は高圧的な態度を見せたり、常軌を逸する行動をしたりしていたという。その目的は、APEC会議の参加者を屈服させるためだと同氏は述べた。「まるで自分の領土にいたかのように、高圧的な態度で全てを意のままに動かそうとしていた」

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