2017年5月1日、広東省深セン市内の一角で数百台のofo自転車が積み上げられていた(大紀元資料室)

日本撤退のシェア自転車大手ofo、「経営再建を準備」=中国メディア

中国のシェア自転車大手、ofo小黄車(以下、ofo 「オッフォ」)は10月末、資金難で経営再建の準備を始めた。同時期、ofoは日本市場から撤退する意向を示した。中国メディアが報じた。

中国紙・界面新聞は10月31日、ofoは経営再編に向けての準備に着手していると報じた。同紙は情報筋の話を引用し、ofoの負債総額は約65億元(約1063億円)にのぼると伝えた。そのうち、利用者に返還する保証金は36億5000万元(約597億円)。

また、中国メディア「財経」は4日、2日に中国のIT企業が集まる北京・中関村にある「理想国際大厦」ビルから荷物を続々と搬出する同社社員の様子を伝えた。新本社となるのは徒歩15分の距離にある「互聯網金融センター」内にあるという。新本社はこれまで、ofoの海外事業部と北京子会社だった。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。