貿易戦争に変化か 米中首脳が電話会談 中国側が低姿勢に

米中貿易摩擦でこれまで「徹底抗戦」と対抗姿勢を見せた中国指導部に変化が起きた。

10月30日、中国の崔天凱駐米大使は米中国交樹立40周年記念イベントで、米中関係を改善・発展させるのに「善良な天使が必要だ」と述べ、これまでの対抗姿勢をトーンダウンさせた。このイベントで、米中民間交流をテーマにしたドキュメンタリー映画『善良な天使』が上映された。

11月1日、李克強首相は訪中した米議員団に対して、米中関係を「正常な軌道に戻すことが可能だ」とし、「中国と米国が相互尊重と平和の精神の下で、相違と困難を克服することを望む」と関係改善を期待した。

▶ 続きを読む
関連記事
大阪G20サミット開催前、京都で宗教の観点から現代社会の問題を話し合う、G20諸宗教フォーラムが開かれた。180人あまりの宗教指導者らが出席した。共産党体制下の中国では、信仰を理由に囚われた無実の人々が、臓器を強制的に摘出されている問題が10年以上続いており、今回のフォーラムでは生命科学と倫理に関する議題の一つに盛り込まれた。
G20サミットのため日本の大阪に滞在中のトランプ米大統領は、29日朝、次の訪問先の韓国で、北朝鮮との軍事境界線で金正恩朝鮮労働党委員長と面会する意向であることを明かした。
安倍首相は28日午前8時半、貿易と地域の安全保障を議論するため、米ドナルド・トランプ大統領と20サミット開催前の二国間会議を行った。
安倍晋三首相は27日、中国の習近平国家主席との会談で、「一国二制度」の下で自由で開かれた香港の繁栄が重要だとの考えを伝えた。
欧州連合(EU)は、東京電力福島第一原発事故を受けて始めた日本産食品の輸入規制を緩和する見通し。27日、安倍晋三首相はEUトゥスク大統領、ユンケル委員長と大阪市内で会談した。EU側は、福島県産大豆などの規制除外を伝えたという。