日本の対中ODA終了「中国が先進国の援助を軍事力増強に利用」との指摘も
世界第二位の経済大国である中国は現在も、先進国から政府開発援助(ODA)を受けている。過去30年間、中国は世界最大のODA受け入れ国の1つとなった。専門家は、先進国からの経済援助と世界貿易機関(WTO)加盟後に取得した経済利益を、中国当局は国民生活改善に拠出したことがないと指摘した。また「欧米諸国から得た資金援助を、欧米をその支配下に置く目的で、軍事力拡大・ハイテク技術の開発に使っている」と警告した。
安倍首相は10月25日、人民大会堂で開催された日中平和友好条約締結40周年記念イベントに出席した際、「中国は世界第2位の経済大国へと発展した。日本の対中ODAは歴史的使命を終えた」と述べた。
日本は1979年、「文化大革命」が終わったばかりの中国に対してODAを供与し始めた。
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