焦点:アルゼンチンに広がる経済先行き不安、大統領再選に暗雲

[ブエノスアイレス 19日 ロイター] – アルゼンチンのマクリ大統領にとって、不人気な緊縮政策を進めている以上、支持率の低さは驚くに当たらない。しかし最新の世論調査には、さらに緊縮策を進めて来年の大統領選における再選につながる成果を獲得するのが難しくなりかねないという意味で、ひときわ懸念を誘う数字が含まれている。

地元企業マネジメント・アンド・フィットが2400人の有権者を対象に実施した調査によると、マクリ氏が2015年の大統領選に勝利して以来初めて、この先の景気が「悪くなる」または「非常に悪くなる」と答えた人の割合が60%に達した。1年前の調査では、そうした悲観的な見方は34%にすぎなかった。

マクリ氏は、通貨危機や物価高騰を背景に国際通貨基金(IMF)の金融支援を仰がざるを得なかったこともあり、電気・水道・ガスなどの利用に対する補助金の一層の削減や輸出税の引き上げなどに取り組んできた。そのため今回の世論調査では、支持率が27%を割り込んだだけでなく、かなりの有権者が経済の先行きに希望を失ってしまったことが明らかになったのだ。

▶ 続きを読む
関連記事
韓国検察は4月24日、尹錫悦前大統領が北朝鮮の首都・平壌上空にドローンを飛行させるよう命じ、その後の戒厳令発令の口実づくりを図った疑いがあるとして、懲役30年を求刑
インドネシア領海で漁民が中国製の水中センサーを偶然発見。海底に設置され潜水艦の動きを探知する軍事目的の可能性が指摘されている。戦略的要衝ロンボク海峡での発見に波紋、国際法違反の疑いも浮上。
トランプ大統領は4月23日、ホワイトハウスでの記者会見で、イランに対する軍事行動において核兵器を使用する考えはないと明言し、相手の軍事力を打ち破るのに米軍の通常戦力のみで十分だと強調した
日米欧などのサイバーセキュリティ当局が共同で警鐘鳴らす。中国系ハッカーが家庭用WiFiルーターやIoT機器を悪用し、攻撃元を隠す「ボットネット」を構築。インフラ侵入の懸念もあり、防御強化が急務とされる
4月23日、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの株主は、パラマウントの買収案を承認した。取引総額は1110億ドル(約17兆円)近くに上る