香港、英紙FT記者のビザ更新拒否 説明求める署名活動に1万5千人参加
香港政府が5日、香港外国人記者グラブ(FCC)副会長を務める英紙フィナンシャル・タイムズのビクター・マレット記者(58)の査証(ビザ)更新を拒否した問題で、FCCや香港記者協会など6つの報道関連団体がこのほど、林鄭月娥行政長官に対して理由の説明を求める署名活動を行った。中国当局の影響力が拡大する香港では、報道の自由が懸念されている。
FCCなど6つの団体の関係者によると、8日まで約1万5000人の署名が集まった。関係者らは、香港で今後中国当局による言論統制が一段と進められると強い懸念を示した。
署名活動に参加した「香港記者協会」の楊健興・主席は、マレット記者へのビザ更新拒否は中国当局や香港政府による「政治的報復措置だ」と批判した。
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