米、イランとの貿易・金融取引維持に向けたEU計画を批判

[国連 25日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は25日、欧州連合(EU)がイラン産原油を対象とする米国の制裁を回避してイランとの貿易や金融取引を継続するために特別目的事業体(SPV)の設置を計画していることについて、「非生産的」だと批判した。

「イラン核合意に残留する当事国が米制裁回避のために特別な決済システムを設置すると昨晩発表したことに当惑し、非常に失望した。地域や世界の平和と安全保障にとってまれに見る非生産的な措置だ」と表明。「イラン政権に資金源の維持を許すことで、世界一のテロ支援国家としての同国の地位を強固なものにしている」と主張した。

ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)もこの日、EUが実際にSPVを設置できるかどうかについて懐疑的な見方を示すとともに、国際的な資金決済ネットワークである国際銀行間通信協会(SWIFT)はイランとの取引について再考する必要があると訴えた。

▶ 続きを読む
関連記事
スウェーデン政府は、重要金属とレアアースの採掘を国家安全保障上の重要分野に位置付けた。中国への重要鉱物依存を減らすため、鉱山開発の許認可迅速化や投資拡大を進める
中国海警船がスカボロー礁付近でフィリピン公船に放水。人道支援任務中の船に対する行為にフィリピンは抗議し、中国は「合法」と主張。ASEAN会議と重なり緊張が一層高まっている
鉄鋼大手ブリティッシュ・スチールの国有化をめぐり、敬業集団は全額賠償を要求している。英政府は賠償額がゼロとなる可能性も示しており、同社の資金調達や経営手法をめぐる問題を改めて注目している
多国間統合演習「バリアント・シールド2026」では、米陸軍が西太平洋地域に極超音速ミサイル「ダーク・イーグル」を展開していた
米情報機関の分析官が、イランによる中東地域のCIA施設への攻撃に、ロシアが関与した可能性について調査していると報じられた