91歳の気難しいおじいさん 彼の心を溶かしたのは…?
年の差、ほぼ90歳。イギリス人の男性が老年期に入って得たのは、今年4歳になったばかりの男の子でした。
イギリス・キャリントン(Carrington)の老人ホームに住むスチュアート・ガリバーさん(91)がダニエルくんに初めて会ったのは、ダニエルくんが生後18カ月のとき。母親と共に何度かホームを訪れるうちに、ダニエルくんはすっかりガリバーさんになついたのです。
それまで、子供も親戚もおらず、いつも孤独で気難し屋だったガリバーさん。ダニエルくんと毎週会うようになってから社交的になり、ホームのスタッフを困らせることもなくなりました。
「赤ちゃんは好きでしたが、私は生涯子供を持つことがありませんでした。やっと今になって、喜びとなるものを得たのです」と話すガリバーさん。
もともと、教育のためにと母親がダニエルくんを連れてホームを訪れたのがきっかけ。毎週末をホームで過ごすうちに、ダニエルくんは年配者を敬い、助ける心を学びました。また、年配者たちから読み書きを教わり、ダニエルくんは自信がついたようだと母親のナタリーさんは語ります。
一方、ダニエルくんもガリバーさんのことが大好き。「彼に会うと、また次の日も会いたくなるんだ」と話すダニエルくん。彼は90歳年上のガリバーさんと、時に小旅行をするほどのよき友人となったのです。
充実した人生を送るには、目的や生きがいを見失わないこと。いくつになっても、それは人間の永遠のテーマですね。
(翻訳編集・郭丹丹)
関連記事
中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は20日に来日。待望の2025年神韻世界巡回ツアーが23日に日本の名古屋で開幕する。
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。