英、2021年以降もEU関税同盟への残留目指す方針を表明へ=新聞
[ロンドン 16日 ロイター] – 英紙テレグラフは16日、英政府が欧州連合(EU)離脱の移行期間の終わる2021年以降もEU関税同盟に残留する用意があるとEU側に伝える見通しだと報じた。
英国は、数カ月以内にEUと離脱協定で合意する場合、来年3月にEUを離脱した後も2020年末まではEUとの通商関係を継続できる移行期間の導入が認められる。
テレグラフ紙によると、メイ政権の閣僚は15日、アイルランドと英領北アイルランドの国境問題を巡り、英政府が提案する国境管理に必要な技術が2021年までに準備できない場合、関税同盟への残留を目指すことで合意した。2023年まで準備が整わない可能性を指摘する当局者もいるという。
メイ首相の報道官は同紙報道へのコメントを差し控えた。首相は6月のEU首脳会議までに離脱後の計画を明らかにしたい考え。
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