陸自のイラク日報問題、大臣や国会への背信行為=河野統合幕僚長
[東京 5日 ロイター] – 自衛隊制服組トップの河野克俊統合幕僚長は5日の定例会見で、イラク派遣部隊の日報が昨年3月に陸上自衛隊で見つかったものの、当時の稲田朋美防衛相らに報告されなかった問題について、「大臣、国会に対して背信的な行為を行ったと言われても仕方ない」と語った。
5日の参議院外務防衛委員会では野党から、政治家が自衛隊制服組を支配する文民統制(シビリアンコントロール)に問題があるのではないかとの質問が相次いだ。河野統幕長は会見で「シビリアコントロールが崩れているとは思わないが、疑義が出ているという批判は真摯に受け止めなければならない」と述べた。
陸自のイラク派遣部隊の日報をめぐっては昨年2月、南スーダン派遣部隊の日報問題が拡大する中、野党が開示を要求。その時点では見つからず、稲田防衛相が国会で不存在と答弁した。その後に稲田氏が省内に再探索を指示したものの、見つからないとしてきた。しかし、実際には陸自研究本部教訓課(現在の教育訓練研究本部教訓評価室)が昨年3月27日に存在を確認。今年1月に総務課へ報告した。
関連記事
米イランの緊張が続くなか、イランのアラグチ外相は「イスラエル軍がレバノンから撤退しない限り戦争は終わらない」と主張。水面下で米イラン間の間接交渉が続くなか、停戦をめぐる駆け引きが激化している
中国共産党(中共)党首習近平が来週、北朝鮮を訪問する。専門家は訪朝の意図を分析し、米朝間の有効な仲介は困難であり、むしろロシアと北朝鮮への影響力をめぐる争いが主眼だと指摘している。ただ中朝両国はもともと同床異夢の関係にある
なぜ海軍ではなく海警なのか。台湾東方海域での巡航には、低コストで圧力をかける中共の新たな対台戦略が透けて見える
フィリピンのテオドロ国防省は中共の制裁に対し、「中国に資産はなく、行く予定もない」と述べた。さらに、中国の人々は友好的だとしながらも、そうした良さは「威圧的な政府体制」によって損なわれていると批判した
台湾は中共の軍事的脅威に対応するため、反艦ミサイルの配備を急ぐ。2029年初めには保有数は1800発超となる見通しだ