アジアの気品 チベタヌス見ごろ迎える 六甲高山植物園
近年、園芸家にも人気が高いクリスマスローズ。花の観賞期間も、2~3カ月程度と比較的長く、花の色や模様、咲き方にもさまざまな形があり、私たちの目を楽しませてくれます。その中でもヘレボルス・チベタヌスは、中国・四川省に生育する珍しいクリスマスローズで、六甲高山植物園のチベタヌスは今が見頃となっています。
ヘレボルス・チベタヌス(キンポウゲ科)は中国四川省に、隔離分布する珍しい種類で、高さは30~50cm。花は始め紅色をおびていますが後に緑色に変色します。パンダやハンカチノキを発見したプラントハンターのアルマン・ダヴィッド神父が1869年に中国の四川省付近で採取し、当時その近辺をチベットと呼んでいたことから、学名に「チベタヌス」と入れたよう。
ヘレボルス・チベタヌスの群落は西日本では六甲高山植物園だけでしか観賞出来ないようです。また20日(火)には、植物園にチベタヌスを寄贈した日本チベタヌス協会の出口会長が、生育状況の確認のため来園する予定。ひと足速く春を運んできたチベタヌスをこの目で感じてみてはいかがでしょうか。
(大道修)
関連記事
「血管の老化」が心筋梗塞や脳卒中を招く⁉ でも安心。ブロッコリーやリンゴなどの“若返り食材”と、1日3分の簡単運動で血管年齢は変えられる!
かつて菜食主義を信じていた有名シェフが、自然と命の循環を見つめ直し、再生農業の道へ。すべての命が関わる「ほんものの食」とは何か──その答えがここにあります。
人生のどん底で出会った一冊の本が、心と体に奇跡をもたらした──書道家や太極拳指導者、そして46年の病を抱えた女性。それぞれが法輪功に出会い、人生が一変した体験とは?
夜中に突然、ふくらはぎが激痛…その原因と対処法、そして予防に効く10の食材とは?中医学の知見を交えて、こむら返りの根本対策を紹介!
春に桜餅を食べるのは、実は理にかなっていた?小豆・もち米・桜の葉がやさしく体をととのえる理由とは──春の不調に寄り添う、薬膳和菓子の知恵を紹介。