アジアの気品 チベタヌス見ごろ迎える 六甲高山植物園

近年、園芸家にも人気が高いクリスマスローズ。花の観賞期間も、2~3カ月程度と比較的長く、花の色や模様、咲き方にもさまざまな形があり、私たちの目を楽しませてくれます。その中でもヘレボルス・チベタヌスは、中国・四川省に生育する珍しいクリスマスローズで、六甲高山植物園のチベタヌスは今が見頃となっています。

ヘレボルス・チベタヌス(キンポウゲ科)は中国四川省に、隔離分布する珍しい種類で、高さは30~50cm。花は始め紅色をおびていますが後に緑色に変色します。パンダやハンカチノキを発見したプラントハンターのアルマン・ダヴィッド神父が1869年に中国の四川省付近で採取し、当時その近辺をチベットと呼んでいたことから、学名に「チベタヌス」と入れたよう。

ヘレボルス・チベタヌスの群落は西日本では六甲高山植物園だけでしか観賞出来ないようです。また20日(火)には、植物園にチベタヌスを寄贈した日本チベタヌス協会の出口会長が、生育状況の確認のため来園する予定。ひと足速く春を運んできたチベタヌスをこの目で感じてみてはいかがでしょうか。

▶ 続きを読む
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。