赤ペンキ騒動の党、沖縄の「国連認定」反日組織とも接触
「赤ペンキ男」陳清峰の所属する中華統一促進党は、過激な政治活動を展開していることで知られる。国民党政権による民衆弾圧二二八事件70周年をむかえた2017年2月28日、党員は蒋介石像の首を切断するなどして破壊した。
同党は反日活動も行っている。2017年4月、李承龍・前台北市議員ら党員は、台南市の烏山頭ダムで日本人技師・八田與一の銅像を損壊し、その様子を撮影した動画をインターネットに上げた。同年10月、台北市内の小学校にある日本統治時代のこま犬の石像を破壊した。
中央通信社によると台南地方法院(地裁)は今年3月8日、器物損壊罪で、李被告に懲役5ケ月の有罪判決を下した。裁判官は「法治に対する考えに深刻な問題あり」と指摘したという。
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2月13日、アメリカ連邦議会上院の情報委員会の公聴会でクリストファー・ライ(Christopher Wray)FBI長官は、米国にある中国政府対外機関「孔子学院」について、スパイ活動などの違法行為に係わる疑いで、捜査の対象にしていると公言した。
劉雲山・前政治局常務委員は、2014年ドイツで開かれた孔子学院欧州会議で、孔子学院は「中国の夢」と世界との友好を結ぶ「心の高速鉄道(心霊高鉄)」と表現している。その心と共産党とつなぐため、浸透工作は語学だけに限らない。