勉強会でスピーチするスティーブン・バノン氏(大紀元/文亮)

東京で中国民主化運動会議、トランプ氏元側近も出席 大使館から圧力も

11月15日、元米国大統領首席戦略官スティーブン・バノン氏は都内で行われた民主化運動家主催のカンファレンスでスピーチを行った。中国民主化運動団体「公民力量」(拠点・米ワシントン)が主催したイベントに招かれたバノン氏は、「アジア民主国家同盟を結成し中国の影響と脅威に対処する」と題するスピーチを行い、米国エリートが中国共産党の発展を黙認したと批判。さらに、既得権益を手にした米国のエリートが様々な手法でトランプ氏を文字通り「破壊」しようとしていると警告した。

バノン氏は、トランプ氏の当選は、今まで無視されてきたアメリカの労働者階級と中流階級が立ち上がって変革を求める「草の根運動」の結果だと指摘。「インターネット普及で相互交流は行われ、市民の声が消されるアメリカではなくなった」と述べた。

バノン氏のスピーチ後には日本の中国問題専門家である遠藤誉氏が座長を務めるパネルディスカッションを行い、東アジアの民主と平和について5人のパネリストが登壇した。中国民主化フォーラム理事長の費良勇氏はウイグルや南モンゴルにおける人権擁護活動を認めつつ、過度の独立運動はかえって中国共産党の求心力を高め、問題の早期解決にならないと指摘。

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