王岐山氏退任後初の執筆文、「政権転覆を防止せよ」
5年に一度の中国共産党最重要会議・第19回党大会が10月下旬に閉会した後、中国当局は大会の決定事項や関連する学習書籍を3冊発行した。収録された前中央規律検査委員会トップ王岐山氏が執筆した文章では、利益集団が「党と国の権力を奪取する」ことを防がなければならないと述べている。これまで、一部党高官による政権転覆の計画があったと政府高官の発言の端々に出ていたが、政府の公式発表はない。
同報告書のタイトルは「開啓新時代、踏上新征程(新時代の幕を開き、新たな段階に足を踏み入れる)」。過去5年間の腐敗撲滅運動を総括する部分で、無期懲役で服役中の周永康(元最高指導部メンバー)や薄熙来(元中央政治局委員、江派の若手後継者)などの罪は「政治の腐敗」を示唆し、党内腐敗の一種は「利益集団を結成して、最高権力を奪い取ろうとすること」と明言した。
習氏が腐敗撲滅に触れる際、「党内で政治的陰謀を企むグループが存在する」「生死をかけた戦い」と度々に発言した。
関連記事
6歳の女児が、実験的な遺伝子編集治療を受けた後に死亡した。中国ではこうした試験を実施するための基準が異常なほど低く、研究型病院の承認さえ得れば、研究者はこのような議論を呼ぶ臨床試験を進めることができる。
英誌「ネイチャー」に掲載された中国名門大の論文2本が撤回。研究チームの原データ改ざん疑惑が浮上し、大学幹部の更迭にも発展している。
高級ブランド大手エルメスのアクセル・デュマ執行会長は、消費動向を判断する指標として豚肉価格に注目していると明らかにした。豚の生体価格は約10年ぶりの低水準に落ち込み、養豚企業の赤字も拡大している
中国系カナダ人の女性はNATOでの実習中にスパイ活動を行った疑いで逮捕された。中共が海外人材を利用してひそかに情報を収集する手法に、改めて批判が集まっている
リンゴ1個約1万円? 上海に登場した「リンゴ専門店」同じ品種はネットなら数百円で買えるのに1万円。一方で、狙いは価格ではなく「話題性」だという見方も