(Photo by Feng Li/Getty Images)
大紀元コラム

習近平氏、虚を捨て実を取りパワーゲームに勝つ

中国共産党大会が閉会した翌25日、「最高指導部」となる7人の常務委員が登壇した。進退をめぐってメディアの焦点となった王岐山氏の姿はなく、新人の顔ぶれが目立った。15億人もの「人民」を統治する指導部人事には、各派閥の利害関係が反映する。胡錦濤氏や江沢民氏に近い人物も選ばれたため、習近平氏は党内融合を優先したと言える。

10月25日、中国共産党の新指導部の顔ぶれが明らかになった。習近平氏の忠実な「同盟」王岐山氏が退任し、習氏と敵対派閥・江沢民派の韓正氏がメンバー入りした。背景には、習近平・江沢民両派閥の熾烈な争いがあったとみられる。

いっぽうで、各派閥の利益を考量し江沢民派に妥協したとさえ言われている今回の人事だが、習氏と胡錦濤氏との関係は良好で、唯一の江沢民派である韓正氏が常務委員の中で序列最下位であることからから、習近平氏に利するとの観測が有力だ。表向きでは譲歩しつつ、実権を握るポストには「習家軍(習近平子飼いの部下)」を配備したため、習近平氏が「虚を捨て実を取る」との策を講じたと評することができる。

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