カタルーニャ州が独立宣言、スペインは直接統治に動く

[バルセロナ/マドリード 27日 ロイター] – スペイン・カタルーニャ自治州議会(定数135)は27日、独立に関する動議を賛成多数で可決し、スペインからの独立を宣言した。

中央政府は直後に上院の承認を受け、カタルーニャ州の直接統治に動き、自治をはく奪した。スペインのラホイ首相は、平静を呼び掛けるとともに、カタルーニャ州に法の支配が戻るとの認識を示した。

ラホイ政権は同日夕、閣議を招集して統治に向けた最初の措置を承認する。自治州政府当局者の解任や、地元警察の直接指揮などを含む可能性がある。

ラホイ大統領は上院での演説で「他の修復手段が考えられない場合にのみ、例外的な措置を採用すべきだ」と述べた。

欧州連合(EU)のトゥスク大統領は、独立投票に伴う変化は無く、中央政府のみを対応相手とする方針を示した。

米国、英国、フランス、ドイツも直ちに独立宣言を一蹴、スペイン統一維持に向けたラホイ氏の取り組みに支持を表明した。

*内容を追加して再送します。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

関連記事
12月20日、米国務省の外交団がシリアに到着した。バッシャール・アサド政権崩壊後、ワシントン高官がダマスカスを公式訪問するのは初めてとなる。
10年前、中共は「中国製造2025」計画を掲げハイテク製造業強国を目指した。しかし現在、中共は知的財産権侵害や不公正競争の指摘を受けている。EVや高速鉄道で進展も、核心的な技術は不十分だ。
英国のフィリップソン教育相は、中国による高等教育機関への影響について警戒を呼びかけている。庶民院での議論では、中国が公的機関や企業、大学にまで浸透している実態が指摘された。
12月16日、英豪閣僚級会議がロンドンで開催され、中共のスパイ浸透対策が主要議題となった。英国外相は中共スパイの楊騰波の入国拒否を支持し、豪州外相は複雑な国際情勢を指摘。英国の外国影響力登録制度の施行は延期され、中共の指定級が注目されている。
インド政府は、中国からの安価な鉄鋼輸入を抑えるため、最大25%の関税(セーフガード)の導入を検討している。この […]