医療保険法案採決、大統領の意向待ち=米共和党上院院内総務

[ワシントン 22日 ロイター] – マコネル米共和党上院院内総務は22日、米CNNテレビの番組で、医療保険制度改革(オバマケア)改廃に関連した法案を採決に持ち込むことには前向きだが、トランプ大統領の署名する意向を待っていると明らかにした。

トランプ氏は12日、オバマケアに基づく保険会社を通じた低所得者対象の補助金を停止すると発表。その後、アレクサンダー上院議員(共和)とマレー上院議員(民主)が補助金の支払いを2年間維持する超党派の法案で合意したのに対し、トランプ氏は先週、いったん支持を表明した後に支持を取り下げていた。

マコネル氏は今週超党派の法案が採決に持ち込まれるかとの質問に対し「どのような医療保険に関する法案であれば署名するのかについて、大統領の意見を待っている」と回答。「市場安定に向け何らかの暫定措置が必要であれば、大統領が実際に署名する法案が必要だ」と指摘した。 ライアン下院議長(共和)は今回の超党派の法案に反対姿勢を示している。

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