空自の輸送機がドバイの航空ショー参加、輸出へアピール
[東京 6日 ロイター] – 航空自衛隊は6日、今年3月に配備した国産の新型輸送機C2の運航訓練を、初めて国外で実施すると発表した。ジブチとアラブ首長国連邦(UAE)、ニュージーランドに立ち寄る。防衛省は同機の輸出を目指しており、UAEでは航空展示会に参加してアピールしたい考え。
11月8日から17日までジブチとUAEに、25日から12月1日までニュージーランドに派遣する。UAEではドバイで航空ショーに地上展示の形で参加する。
小野寺五典防衛相は6日午前の会見で、「各国の軍事当局からも関心を寄せられている。日本の技術の高さを各国に示すためには、このような航空ショーの機会を通じて関係者に知ってもらうことも重要と考える」と語った。
日本は2014年4月に武器の輸出規制を緩和したものの、国産装備の完成品輸出は実現できていない。オーストラリアと潜水艦を共同開発する計画は受注に失敗、インドと協議している救難飛行艇US2の輸出も進展がない。
(久保信博)
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