イランの核合意順守、トランプ大統領は認めない見通し=米政府筋
[ワシントン 5日 ロイター] – トランプ米大統領が近く、イランと欧米6カ国などが結んだ核合意について、イランが順守しているとは認めないと表明する見通しであることが分かった。米政権のある高官が5日、匿名を条件に明らかにした。高官はまた、大統領がより敵対的なイラン戦略を打ち出す、とも語った。
トランプ米大統領はかねてより、核合意について「恥ずべきもの」「最悪のディール」と酷評。トランプ大統領は10月15日までに、イランが核合意を順守しているのかどうか、議会に報告する必要がある。
大統領は5日、ホワイトハウスで軍幹部らと会談した際、「イランはテロを支援し、暴力や流血、混乱を中東に広めている。(核)合意の精神に沿っているとは言えない」と主張。イランが合意を順守しているかどうかの判断については「まもなく発表がある」と述べるにとどめた。
関連記事
トルコ政府は、イスラエルと米国によるイラン攻撃への関与を否定。自国が当事者でない紛争において、インジルリク空軍基地を含む領土や領空の作戦利用を一切認めない方針を強調し、SNS上の噂を公式に打ち消した
ロシア外務省が、米イスラエルによるイラン攻撃を「主権国家への計画的な武力侵略」として強く非難。国際法違反を指摘し、中東の安定を損なう無責任な行動であるとして、国際社会に客観的な評価を下すよう求めた
英国のスターマー首相は、米イスラエルによるイラン攻撃を受け、声明を発し、イラン政権を「断じて許しがたい」と批判した。核開発阻止を訴えるとともに、政権の退陣と国民による自決を強く求める声明だ
トランプ政権の対イラン戦略を分析。元高官エイミー・ミッチェルとアレックス・グレイが、政権交代の是非や核拡散阻止、革命防衛隊の影響力、そしてイランの戦略的誤算について、対照的な専門的見解を戦わせる
カナダのカーニー首相が、イランの核兵器保有阻止に向けた米国の軍事行動への支持を表明。外交努力にもかかわらず、イランが核開発や地域での代理勢力への支援を継続していると批判、イラン国民への連帯を示した